新選組の本を読む ~誠の栞~

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 高橋利樹『京の花街「輪違屋」物語』 

京都・島原の輪違屋(わちがいや)十代目当主が、その伝統・文化を解説する風土記であり、生い立ちを語る自叙伝でもある。

本書は、新選組や幕末の本ではない。
ただ、新選組関連の史料文献を読むと、新選組隊士が遊興や接待のため島原に足を運んでいたことが出てくるし、輪違屋の名も他の置屋・揚屋とともに少なからず目にする。
新選組の素顔を知る上でも、小説・マンガ・映画などフィクションを楽しむ上でも、花街の知識があるに越したことはないだろう。
本書は、その絶好の解説書。島原をはじめとする京都の花街の伝統と習慣、輪違屋の歴史と現在、お座敷遊びのしきたりなどが、よくわかる。

章立ては以下のとおり。

第一話 輪違屋に生まれて~跡取り息子の日々
第二話 最古の花街 島原、最後の置屋 輪違屋
第三話 極上の妓女・太夫
第四話 京都の花街
第五話 お座敷に あそぶ
第六話 きょうの輪違屋十代目~廓の情緒


それぞれの章が、さらに複数の項目に分かれている。
ひとつの項目が短い上、文章も平易で読みやすい。
第四話の中に、輪違屋が所有する近藤勇の漢詩の屏風について、言及がある。

PHP新書(2007)として出版されている。

京の花街「輪違屋」物語
(PHP新書)
>>詳細を見る



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